ごきげんよう
我が家のカイドウ桜 2023/3/30
カイドウ桜は、俯き加減に咲き、優しいピンク色をしていまして、ソメイヨシノを目にする機会が多い私たちには新鮮に映るかもしれません。今朝は、向かいの御人が椅子を持ち出して日向ぼっこをなさっていましたので、『お花見をどうぞ』と朝の挨拶代わりに申しました。
以前、春に山から下りていらした神様は、桜の花を『お宿』とされ、その年の豊作を願われると聞きました。又、桜と言いますと、冷たい冬の後はお花見気分も盛んになり、宴会も楽しみの行事で人々が桜の花の下に繰り出します。この宴会の初めはお団子を食された様で、それがいつしか『お花見団子』と呼ばれるようになったという事です。三色団子のピンクは桜、真ん中の白色は去って行った冬景色、緑は間もなく到来する夏の新緑を表していると学びました。桜の後は『夏は来ぬ』です。
花見団子の、ピンク色ー白色ー緑の順番には先人の粋な感性がさりげなくうかがえます。このような巷に溢れていますことの始めに返りますと妙に豊かさを感じます。 2023/3/30 by tayu