ごきげんよう
田毎(たごと)の美空 2023/5/24
長野県の田毎の月は有名です。今月の東京講習会では浅田次郎氏の作言『破倫の国』の破倫に言及いたします時に棄老と言うことを具体的にお話いたしました。楢山節考、遠野物語などなど広く日本に浸透していました『棄老』の思考、長野県更級郡冠着山(姥捨山)→現千曲市も有名ですね。
この姥捨山の麓の水田に映る名月を浮世絵師の歌川広重は『信州更科田毎の月』で水を張った田一枚一枚に映る月を描いているそうです。安らいだ美しさを想像しながら田毎の美空(笑)を20日の日に見たことであります。田毎の月(月の形はどうあれ風流であることには変わりません)は夜しか味わえませんが、田毎の美空はお昼しか味わえません。ここは三重県名張市を少し過ぎたあたりでございます。そしていよいよ田に水が入りました。お米の国の人間です。大変嬉しゅうございます。2023/5/24 by tayu