南部せんべい＝巌手屋様のHPより拝借　2024/2/8

戦後の混乱が続く昭和23年、夫婦2人でせんべい店として始まりました『小松煎餅店』は、今や従業員260人、年商27億円の『南部せんべい』小松製菓さんに企業成長されています。小松製菓さんは岩手県二戸市に本社を置く業界トップのナンバーワンのせんべい屋さんで、縮小する業界の中で右肩上がりでずっと売り上げを伸ばして有効供給を提供し続けておられます。

小松製菓様は弱者に優しい立派な経営をされていることで有名です。

➊小松製菓さんには定年になった人・障がい者の方の受け皿としてレストランを作られています。蕎麦の実や味噌など仕入れ先を地元に限定し少しでも地元に還元できるように工夫をされてはいますが、福利厚生の意味合いがあるレストランなので創設以来ずっと赤字で黒字になったことは一度もないそうです。それでも喜んで営まれております。

➋65歳以上でも働きたいと言う気持ちがある以上雇用し続け、その方たちは元気に働かれているようです。

❸『幸せ会』と言う名前が付いた会社独自の年金制度もあると聞きます。勤続20年以上、60歳まで勤めた人を対象に66歳になった時から80歳になるまで年2回お盆とお正月に渡される会社の純粋なポケットマネーの事で『小松年金』と呼ばれ、従業員は大変楽しみになさっているようです。因みに本人が亡くなっても規定の80歳までは家族や遺族に渡されるそうです。

❹育児休業後の職場復帰率は100％、安心して戻れる制度が充実、100％の人が戻りたいと思う会社のようです。また、子供が小学3年生までは育児短時間勤務制度が利用でき、大企業ならともかく、300人にも満たない企業がここまでとはすばらしいです。

今回の情報は『ぬくもり経営』の会社の紹介から引用し簡略にまとめております。もっともっと素晴らしいことが紹介されておりますので、来週の盛岡講習会で取り上げさせていただきます。泣きましょう！感動しましょう！尊びましょう！…そして温まりましょう！

無味乾燥、索漠としたニュース、理性を欠き過ぎた性、道徳心の欠乏した金銭感覚、天変地異は寒々としたものに感じます。

それでもめげない能登・輪島、ちょっとやそっとでは倒れない日本人、我々めげない日本人である限り『ぬくもり』は発信し続けられます。そのぬくもりを抱きながら温まり、温まって温まって『温心』を湧かせて参りましょう。　　2024/2/8　　by tayu