ごきげんよう
岸田劉生 『道路と土手と塀』 2024/2/17
東京国立近代美術館、重要文化財展にて撮影。岸田劉生が当時住んでいた代々木付近の光景とありました。お嬢様の麗子様をモデルとした『麗子』像は有名ですが、『道路と土手と塀』は恥ずかしながら初めての鑑賞となりました。以来、困難な道の途中のお話を承りますと、今では似ても似つかぬこちらの代々木の坂道を思い出します。道自体が平坦ではないので、歩む側にいそしむ力が必要です。
五井昌久先生に直接お会いになりご指導を仰がれた、ありがとう村の『ありがとうおじさん』から能々、五井先生のお話を伺ったものです。今から20数年前になります。その中で『~~~~一日一日があんまり苦しすぎるので今の苦しさに負けてしまいます。神様は愛なのだからこんなに人間を苦しめて、これからまたどんなに苦しむか分からないのに、どうして不幸を生み出さない人間をつくってはくださらないのか』と言う批判や嘆きに、五井先生は、『自分の信じる道が誤っているとは思わなくて、自分の道を信じて、特別なパワーと策を身に付けながら、それでもこの道を歩む』と話されたそうです。五井先生とは白光真宏会を主宰された御方です。私は白光会会員ではございませんが、それぞれの人生の道すがら、要所要所でご立派な人のお話を伺えたり、ご立派な御人にお会いできるご縁を沢山頂いていると感じ入ります。岸田劉生のこの代々木の坂道を思い出した時、いつもこの談義、***それでもこの道を歩む***のフレーズを思い起こします。
これまで凸凹道で歩むに苦しい時があったような氣がいたします我が人生道も、坂道を転び落ちずに何とか一歩一歩と進んでいる『おかげさま道』と考える事が出来るようになりました。明日から東京講習会に参ります。帰阪致しましたら更新致しますね。それでは。 2024/2/17 by tayu