つぶやき by Tayu

つぶやき

ごきげんよう

滋賀県 伊吹山  2024/10/30

天候によりますが高い山の全景が見えるのは稀であるような氣がいたします。今年になって富士山の全景は一回だけでした。ところが、新幹線からは滋賀県の関ヶ原に有ります伊吹山はいつもほほ全景が見られます。『古事記』によりますと日本武尊がこの伊吹山の伊吹大明神に負かされたとあります。記憶が定かではありませんが、なのに、頂上には日本武尊の祠があったように思います(笑)


私の最近の勉強の中では『古事記・日本書紀』に書かれている事の研究が深く熱くなされていて、新事実が出現して日本史を書き換えるような勢いのある事象にも触れ、成り行きを興味深く楽しんでおります。解釈というものは時代の流れに影響してそれが文章化されてしまうので、時に為政者に都合が良いように纏められていると教わっています。


現社会でも『時代の移り変わり』についてよく語られたり、私達が実感したり認めたりする事が増えました。大事な事は、例えば、自然の移り変わりは、私達に微妙な変化を感じる余裕を与えながら緩やかに進んでいきます。そうすると、季節の移行に伴い気温に変化がおきます。冬にお気に入りのコートを奮発して買い求めてずっと着ていたくても、夏になって頑固に着続ける事は、人にもよりますが先ず無理でしょう。冬に大変役立ったものも時節に応じて変えると凌ぎやすく心身が軽やかになります。私達は外が変われば内も変えて生きています。


枠が変われば中身(考え方)もそれに合ったように変えて生きる事のほうが、心身が楽であります。ですから、日頃又は人生に於いて、あまり拘りすぎずに、古い価値観を手放したり新しい価値観を受け入れたりしながら、時には少し勇気を出して、変化を恐れずに時代の流れに沿って生きるコツを身につけると生きやすいと、この理論では教えられています。最近では、人間関係の希薄さが社会問題になっています、丁寧な挨拶ではなくても『挨拶』の振る舞いの軽さ等等、突然出て来た現象の様に感じますが、若い人達が古い時代の『しがらみ』を嫌がっているからかも知れないですし、私には想像できませんが、これからはそんな時代になる兆しかも知れませんし、流れに沿った変化かも知れません。


加速的に時代が移行するとは言っても私たちが適応できる速さで進むので何も難しい事はありません。衣替えをする、着慣れすぎた洋服は処分して(しがらみ)、今の自分に合った新しい洋服を買い替える(新しい時代の価値観)、そのまま着られるものは大切に着る(人として守らなければならないもの)、今はその感覚で宜しいのではと考えます。          2024/10/30  by tayu