ごきげんよう
中秋の名月🎑 2023/9/29
大きくて明るくてまん丸いお月さんが上りました。今日は中秋の名月です。なんと気持ちの良いことでしょう。次に満月と中秋の名月が重なるのは、7年後と言う事です。今日はお天気の心配もなく、日本のより広い地域でみられるようで、願ったり叶ったりの恵まれ月ですね。月光浴も寒くはないのでブラボーです。
縁起が良いとか悪いとかの『縁起』は、『因縁生起』の省略と言われております。それにより神社や寺院の創建の経緯を指したり出来事・物事の説明などにも使われ、江戸時代に特に『えんぎ』が広く流行したようです。ラッキーがより多く舞い込むように『えんぎもの』『えんぎかつぎ』がはやり、これと言ったお楽しみ手段がない時代に、口々に広め合って人々は心を奮い立たせたので有りましょう。特に江戸時代の江戸の町は世界でもトップクラスの国際都市でありました。そんな江戸に各地と言うより各藩から多くの人が出稼ぎなど、文化・芸術・商売等を引っ提げて集まりました。。そのことは今も変わりが有りません。(この街力を遂げるために徳川家は渦栞と言うやり方を使ったとこの理論では言います)人々が集まるとは、人々が暮らしていた土地の習慣・言葉・価値観をも持ち寄ることで、故郷から遠く離れていても『これだけは譲れない』とそれらを心柱固守しながら、江戸の街で踏ん張って暮らす原動力にしたはずです。このことを考えますと、江戸文化は日本の田舎人の創作創造であり、大変なパワーの集結であり、世界のどの国もマネが出来ない傑作と言えましょう。そして、この写真のような現在の大都会東京に。各藩をパッチワークして、その中に『えんぎ信仰』を満たして大都会東京が出来ました。
気丈に暮らしていく中で、神社・寺院の縁日、御祭り、お盆やお彼岸のお参り、節句、季節の移り変わりに息災を願う七十二候、そして、御月見などは『人生の応援歌』としたのだろうと思ったりします。『人生の応援歌』は気概心の塊のようにも思え、激動を生きる中では絶対必要な事のように考えます。2023/9/29 by tayu