ピンク色のそら　　2024/1/31

地球上でも北極に近くなりますと、湿度や大気温や海流や磁極の影響を受けるのか、日本では見られない色が出現するようです。通学路で突然出会ったピンク色の空にいたく感動をしたようです。マゴー兄はまだこのように自然現象に美しさを感じる余裕が有る様なので一安心しています。

益々、落ち着かないザワツク社会となっています。アレコレと起こりすぎかもしれません。『まぁ落ち着きましょう』と声をかけても、なかなかそのようには行かず、声すらも聞こえていない人もおられるかもしれません。『まぁ落ち着きましょう』と言いながら美しい色が在る風景を見ても視野には入らない人もいるかもしれません。ザワツク中では人々の心の在処は空は空でも『上の空』と言えましょう。

日本には『色』の古典的な呼び方があります。例えば一月の代表的な伝統色は『憲房色けんぼういろ』と言って江戸時代に多用された黒味の強い茶色の事です。『濃い茶』といっても良さげですが、敢えて『憲房色』と言えばどこか心にワンクッションとならないでしょうか？例えば二月は『紅梅色』と言う言い回しが古くから使われていたようです。早春に咲く紅梅の色を呼んだものです。

心がワサワサ・ザワザワ・上の空の時は美しい色に出会える機会を増やしたり、古典的な表現に多少の自分なりの優越感を添えてみると、案外『元に戻る』近道かもしれません。日頃馴染まれてなくても、今のこの機会に本やインターネットでお調べ下さるのは如何でしょうか。提案申し上げます。　　　2024/1/31　by tayu