ごきげんよう
秋飛び越え冬来る 2023/10/14
全く気温が上がらず寒い週末となりました。湖も凍てつき感が漂い始めました。メールなどの整理をしながらコーヒータイムでしたが、驚くニュースが入っています。ご存じの御人はごめんなさい、敢えて取り上げたくなりました。息が詰まるニュースは滅多と上げないのですが。
10月6日、那須連山、朝日岳で登山者が低体温症で帰らぬ人となられました。ニュースに寄りますと、
登山者を泊めた旅館主は宿泊客30人に「明日は風が強くなる予報だから風の影響のない沼ッ原湿原に下りそこからタクシーで駐車場に戻るのも選択肢です。タクシーをシェアーして行かれたらどうですか」・・・このご主人の提案に従い翌朝タクシーの予約を入れた方が3組。しかし、朝食を済ませて出かけようとしているグループに「どこへ行くのですか?」と声をかけると「大峠に行きます」という返事が返る。旅館の御主人は「予報では前夜よりも風が強いのでやめた方がいいんじゃないですか?」と注意喚起する。さらに続けて「大峠は迂回路がないのですよ、遭難しても風でヘリが飛ばないと思います、風が強くて無理だったら戻ってきてください」・・・立っていると飛ばされそうな強風で小石が顔に当たるほど。通報を受けた警察・消防署員は風速30Mを計測、これ以上進めぬ判断で翌朝出直さざるを得なかった。風を遮る木々のない尾根の上で大阪の医師65歳の方が命を落とさたと報道しています。
旅館主さんは『「山は逃げない」、また、登ることが出来るから早めに判断して戻ることが大事』と。少し状況は異なりますが先生は『背水の陣 逃げるが勝ち』と話されていましたことを思い出しております。無理は禁物・腹力抜かず、犠牲者を通してですが、今今感じた教訓をメモにしたところです。
明日から東京講習会に出向きます。更新は18日水曜日に致します。今日もご訪問に感謝申し上げます。2023/10/14 by tayu