ごきげんよう
ストックホルム 公共図書館 2023/11/13
マーゴ兄がストックホルムを2泊3日の予定で訪問したようです。公共の図書館ですが、外装工事と内装工事で入館場所の制限があり,こちらがn入館を許されていたとあります。それでもこちらの場面だけでも感動します。この何倍もあるのかと思えば、本大好き人間にとりましてはワクワクドキドキ致します。地方の講習会に出かけた折、時間が許す限り必ず図書館に行きます。マーゴ兄が異国の地で先ず図書館を訪ねていることをDNAの一部かと勝手に捉えて喜んでいます(婆馬鹿かな)勉学に励むには整った環境が有れば気持ちも落ち着きそうですね。
昨日の講習会の食事の時、チラッと『大根が助けに來るヨ』と小ふざけして語りました。その話にドはまりされたご参加の御人からの再度のリクエストで『つぶやきに挙げて欲しい』とご要望がございましたので、昨日よりはチト真面目系の和訳をしながらではございますが、結論からの教訓(笑)を纏めることといたしましょう。これも勉強なんですが私は『アレンジ特異図書館』なので落ち着かれるかどうかは責任を負いません(笑)
徒然草(作者 吉田兼好)=68段= オリジナル和訳
筑紫の国に住んでいた何某とかいう、今の警察官?ガードマン?のお仕事をしていた押領使がいた。土大根(つちおおね)をあらゆることに効き目がある薬だと信じ切って、毎朝毎朝、大根2本を焼いて長年食べ続けていた。ある時、官舎の中に人がいないものとして隙を見計らって敵が襲撃して来て、官舎を囲んみ攻撃をして来た時に、突然、官舎の中から兵が二人出てきて、我が命を惜しまず戦って、到頭、敵を皆追い返してしまった。押領使は大変不思議に思いその兵二人に『あなた方はいつもはここでお仕えになっているとは見えません、このように勇ましく戦われて驚いております、いったいどのような御方でございますか』と尋ねた。すると兵たちは『あなたが長年信じて、こんな大根ごときの私たちを頼りとして、毎朝毎朝召し上がっていらしたその大根たちでございます。』と答えるやいなや、二人の兵は姿を消し消えて行った。信心深く有ったのでこのような徳もあったのだなぁ。
吉田兼好の特色は必ず教訓を提供するところです。色々な見方がありましょうが・・・
➊深く信じて物事を行えばこのような徳の返り方もありますよ、徳・恩恵・功徳・御救い(人命救助)とか。おぉぉぉ、それはラッキーであります。
➋土大根からは特に今時季は『おでん』を連想しますが、もしも大根の精霊とか妖精とか見えない方が出動(笑)して窮地を救われたと捉えますと、私達には見えなくても、『見えない御方』からは、私たちの日常を細大漏らさず見たり聞かれたりされているという事になります。そうであれば、絶対真面目に生きるべきであります。絶対嘘をつかないで生きることであります。絶対ごまかさないで生きる事であります。ただ只管真面目な自分を信じて未来に向けて励むべきであります。
❸自分で志を立ててそれに向かって日々努めて暮らす、特に、受験生諸君!、また、新たに志を立てて何かに挑んでいる皆様、今自分が実行していることをどんな局面においても、不安がらず、あきらめることなく、失望することなく、絶望するなんて以ての外、真っ直ぐ自分の道を歩んでいる事を先ずは信じてみて下さい。大願成就となりますよ~。大根が大威力をもってやって来ますから、きっと大根が来てくれますから。
2023/11/13 by tayu