ヒイラギの花が咲いています　　2023/11/15

ヒイラギのお話は以前にも致しました。今年も本当に葉たちが丸く丸く生ってきましたので、前栽にあり緑の木が目立っていても、通りすがりのほとんどの人はヒイラギとは思われないでしょう。面白いものですね。モクセイ科なので花はキンモクセイに似たほのかな甘い香りがしています。こんなに花をつけているのは、老いたヒイラギが何かに目覚めたのか、時めいているのか、いぶし銀の花を咲かせているのか、なんちゃって棘のないヒイラギを楽しんでいます。同じ庭木で位置も変えずに、そこにずーと居座っているのに、棘の葉からプレーンの葉(笑)へと変わりはしても花を咲かす！このヒイラギの変態が面白くて面白くて。

アノ棘で邪気を払うって縁起の木の役目の木のようですが、これでは無理になりました(笑)。玄関守りの役は卒業ですね(笑)。これからは神社の厄払い的な『頼り』から『愛おしさに溢れた』仲良し友達の感覚で付き合うと致しましょう。ひょっとして『こう生きてみろ』と、若さで突っ走り、会話も行動も尖っているところを出し、無敵の我を前面に出し、刺々しい毒々しいこともしたかも知れない、そんな人間のお手本になってプライドをかけて教えているのかなと考えました(笑)。やがてはま～るくま～るくなって『どないしたん？』と言われるほどま～るくなって、おまけに、人知れず花迄咲かせて人を和ませ、邪魔にもされず、大事にもされないけれど偶にチラッと見てもらい、芳香を放って存在だけは主張し、決して調子に乗ってイジメ等はせず、小動物の宿となり、やはり老いたヒイラギでも大変素晴らしい賢さがあるとつれづれに思いました。2023/11/15　by tayu