つぶやき by Tayu

つぶやき

ごきげんよう

いい塩梅に  2023/11/30 

多くの色が重なり合って、木漏れ日と共に、誰もいない山里に美しく存在しております。全てがいい塩梅に散らばってケンカをしていないのが素晴らしいです。和歌山詣りの道すがらです。


塩と梅とは、お酢がなかった時代に、梅を漬けた時に出来る梅酢を食酢の代用して美味しいお料理を作ったという語源を聞いたことがございます。手直しと言う意味の按配も同様に使用される時が有る様ですが、お塩の国日本で育っていると塩梅を使いたくなります。調味料の分野の言葉を広く生活や人生にまでも例えに出して表現する民族は、知恵を一杯詰め込んでいて大筋では人生を誤らないはずです。


甘いだの辛いだの酸っぱいだの・・・そこまでは良いとしても『なんでも過ぎる』と良い気が起こりません。人生も『ほどほどに 身のほどのところ』で暮らすと、それは『いい塩梅に有難い』ものだと実感いたしております。人生の『いい塩梅』ってどのように考えたらよいのでしょうか。


人間関係はサラリと程よい距離感、必要性を感じるとサラリと取り入れ、不必要を感じると上手く離れる、アレコレと欲しいものが出来ても大いに結構ですが、慾になれば執着と化すので手放す、過去の良い思いですらそればかり追っかけますと執着になるので『過去の良かったことすら忘れて』みますと随分樂に生きられると考えます。いい塩梅です。


先生は中途半端な捉え方しかしない私に何度か『サラリとな』『サラリとな』と多めの回数仰っていました(笑)、ちょっとばかりアンポンタンですね(広島弁)。明日から広島講習会に出かけます。次の更新は12月4日を予定しております。それでは。     2023/11/30  by tayu