岩手山の朝日返し　2023/12/15

今年最終の盛岡講習会を気持ち充実した中で終えることが出来ました。ご参加の皆様、気持ちよく会場に送り出してくださいましたそのご家族の皆様、ありがとうございます。引き続きまして来年もどうぞよろしくお願いいたします。

盛岡にご縁を頂きまして今年は18年目に当たります。途中、定宿が変わったこともございますが、今は当初のホテルになっています。予約に当たり、大変我儘な注文を一つ「岩手山を望める部屋を頂きたい」とお願いしまして、以後そのようにして下さっています。そんな経緯の部屋から、このように頂きが輝いてまぶしい位の岩手山を初めて見てとれました。7時半前だったと思います(岩手山は盛岡市の北に位置します。朝日はお山に向かって右手方向から)。勿体ないと思いカーテンをすっかり開けて、まるで御来光を愛おしむような気分になりまして、この燃える神秘幻想と向き合いました。岩手山に限らず生まれて初めてかもです。今年一年の締めの感謝を思いっきり届けるには、大変良いひと時でありました。あるのですね、見れるのですね、出会えるのですね、こんな素晴らしい場面。

この岩手山も、岩手県奥州市出身の今を時めく大谷翔平さんのご活躍のお祝いをしているのかもしれません。その割には街はいつもの街で『湧いている、沸いている』という事は全くありませんが(大阪阪神とは真逆のムード笑)、心の中ではひたむきにお喜びだと思います。ド派手なパフォーマンスはなさらなくても静かにしッかりと応援なさる県民性があるかしら？とも思えます。

『花も実もある』という諺を1000億回(笑)以上重ねてもまだまだ重ね続ける奥州市の若者が、同じ岩手の花巻の学校に行き、わずかな期間北海道には居たものの、アメリカに渡り、出る杭も打たれないために出過ぎてみせることもせず、お金に執着もせず、手抜きのずぼらもせず、奢ることなく、ひたすら大好きな道を常にワクワクしながら歩んでいる姿はやはり素晴らしいです。表と裏の使い分けをしなくて『素』の言葉が口から出る『人となり』は私たちのお手本です。前に帰りますが『花も実もある人』の意味は、筋が通ていて、情味も備わり、手落ちのない人物・・・とあります。

2023/12/15　by tayu