つぶやき by Tayu

つぶやき

ごきげんよう

仲秋の名月 その風流心

昨日、弊社の勤務を終えた娘が帰宅しますと、婚家で『仲秋の名月』の心温まる天へのおもてなしが整えられていた様です。仲秋の名月が眺められる屋敷内の特等席にご馳走や御光やお供えの秋の草花がセッティングされていますね。庭にしつらえられた小さなテーブルには、蝋燭の燈が柔らかく揺らめいています。月光と炎の光が静かに溶け合う光景は、筆舌し難い『人の心の有り様』を感じます。まるで時が止まったかのような、感動を抱きます。名月とは無関係でありますが、こんな心映えあるお姑様との御縁で娘は良かったなぁ❗️と涙ぐんだほどであります。帰宅した瞬間、娘はなんと幸せに思った事でありましょう。



昨夜は、澄み渡る空に凛とスカッと浮かび、まさに絵のように美しい仲秋の名月でありました。皆様のお住まい辺りでは如何でありましたか?



一方で本日、東の空にお出ましの頃は今宵の満月は薄雲に隠れがちで、微かに光る月の輪郭しか見られませんでしたが。「全ては見えないけれど確かに美しげな月🌕が昇ったー」と残念賞的な思いでいましたところ、なんとなんと、薄雲たなびくその上に、クッキリと神々しい月光を放っている満月🌕が出ております。全く自然は肝心な時に粋な事をしてくれます( ◠‿◠ )。ヤッホーです‼️


月光、御蝋燭の炎のゆらめきは、魔を祓い清める光だと教わったことがございます。特に日照時間が次第に少なくなっていく秋の夜長、冬至にかけて等等『自然の光』も弱くなりますと、御蝋燭の炎一つ取っても、ゆっくり見つめて深呼吸しながら、心の中で心地よい言葉を発することをすれば、

それらが織りなす何気ない光に包まれている事だけで幸せを思うものですね。、一日の終わりに心を癒し、大丈夫🙆🙆‍♀️👌と意識が整ってまんまるく柔らかくなっていく自分を感じる事でしょう。日々の慌ただしさの中で生まれる心の味気ない隙間を、そっと埋めてくれるようにも感じます。



ひょっとして、人は、特に人の心は揺らぎながら生きるものなのでしょうか。



いつも完璧に晴れた夜ばかりではない。時に雲がかかり、思うように見えない夜もある。けれどもその雲の向こうには、変わらずに光る月がある〜〜〜そう思うと、どんな曇り空の夜も、少しだけ優しくなれますね。



見上げる月に、今日もそっと込めきれない程の感謝を込めて。        2025/10/7   by   tayu