つぶやき by Tayu

つぶやき

ごきげんよう

朝お玄関を開けるのを今日も待っていてくれました

大阪万博もいよいよ閉幕が近づき、はじまりの頃は不安懸念の声も多く聞かれましたが、終わりかけには見事な黒字とのことです。結果として、多くの人の心に何かを残す大イベントになったのではと感じます。特に、未来を担う子供たちが会場を訪れ、自らの将来を何かしら思い描くきっかけになったとすれば大きな収穫となりますね。自分の目で見て、触れて、感じて、そこから生まれる夢や憧れ◦◦◦そんな芽をそっと灯したかもしれません。それこそが本当の万博の意義なのかもしれませんね。


ムーミン谷のヘムレンさんは、「入園者が一枚の切符で一度しか入れないように穴を開ける仕事をしていたが、その仕事を一生続けると思うと憂鬱になった」と言っています。単調な繰り返しの中で心が鈍っていくこと、沈んでいく心への怖れ?それは誰もが感じることなのでしょう。



 🧚🧚〜〜あるところに、遊園地で働いているヘムレンさんがいました。だからといって、このヘムレンさんが、とびっきり楽しい人生を送っているかというと、そうもいかないのです。彼は入園者が一枚の切符で一度しか入れない様に、切符にパチンと穴を開ける仕事をしていました。そんな仕事を一生涯やっていかなければならないっていうだけで、それだけでもう、人は憂鬱になるものなんです〜🧚🧚  ※「ムーミン谷の仲間たち」より



私の師である先生から「仕事(話)はサラリとやりなさい」とよく言われました。力まず、粘らず、淡々と。『サラリと』には『心をこわばらさない』という意味が潜んでいるのでしょうか‼️その言葉を胸に、私は日々の仕事を流れるようにこなすことを心がけています。時代が移ろう中で、仕事の形も価値観も変わっていくことを私達は今実感致しております。かつて「何がなんでも休まず勤める」ことが誇りであった時代から、「創る」ことや「起こす」ことや「選ぶ」ことが重視される時代へと移行しています。。AIやデジタルの波が押し寄せ、職業の境界も種類も曖昧になりつつあります。けれど、どんなに変化しても、人の手と心が生み出すリズムだけは変わらないように思います。サラリとした軽やかさの中にも、確かな誠意を込めて働くその積み重ねが、時代を超えて人の心を動かすのではないでしょうか(今だから、その様に思うのかもしれませんが)。だから先生はロボット『器』の時代がやってくる、その時代を総称して『精心の時代』と仰ったのではないかと感じます。一見、ロボットと心は全く繋がりがないように思えますが、実は裏腹なのかもしれません。



今を生きる私たちは、便利さと速さの狭間で、何を大切にして働くのかを問われています。自分の足音を聞きながら、少し立ち止まり、自分の歩調でサラリと進めば、心の優しさを手放さずにいれる、その事がこれからの仕事との向き合い方の一つになろうか思います。『見えないものこそ大事』‼️


今日も静かに暮れ行きました。おやすみなさいませ。2025/10/10  by   tayu