小さな窓口

2020年12月

一方向性社会から全方向性社会へ 心の働きが大切。自立が大切。

昨年は自然災害で日本列島が「心配の渦」と化しました。
2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ではじまり、又それに伴い今を以っても更に不安、焦り、恐怖が募っている状況です。
3月の一斉休校、4月の緊急事態宣言、以後の自粛、8月には再び感染者の急増、9月は新総理誕生、10月GO TOキャンペーンで日本経済の回復の兆しが見えるも11月にまたも再々感染者の急増と、月毎月毎に日本国内の状況が過激に変容して、「行き当たりばったり」「何か起きたらその時修正しよう」の繰り返しとなっています。

その年に発生した事に糸でつながれて社会が移行することは、あの3.11東日本大震災の時に経験しました。
何が起きてしまい、これから何が起ころうとしているのか、凡人には分かりません。未来の大きな世界の流れ、大きな日本の国の流れは、凡人には分かりません。
凡人にできることは、それでも居続けることができる自分の居場所を確保することです。その居場所でしっかりと自分を見つめ直して、自分を信じて、自分軸から離脱することなく生きることが向こう1年間は必要と考えます。なぜなら大きく時代の価値観とシステムが変わる気がするからです。今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」を見たり、この「麒麟がくる」の言葉を聞いたりする度に、ここにもそこにもどこにも麒麟が来て欲しいと思っています。コロナ終息に一人一人が心を尽くし、全てに感謝をしつつ人類一同「麒麟を連れに行きたいなあ」とつぶやいています。
多くの情報に揺さぶられる心や恐怖心はそれら自体が「ウイルス」とならない様に、まずは麒麟を其々の心に連れて来れたら良いと考えたりもしますね。
中国の「史記」では穏やかな世、平和な街になった時に麒麟が現れるとあります。そのためにも自分の肉体の健康、その健康を維持する為の食事の有り様や暮らし方、思い考えに余分な情報を持ち込まない、心や体がストレスを溜め込まない様な日暮らしが基本中の基本であると考えます。